『模倣犯』
この間、2夜連続でドラマが放映されてました。
原作が気になって、読んでからブログに書こうかと思ってましたが、
調べてみると、文庫で5巻もある長編作品みたいで、やめました(笑)
※※ネタバレあります※※
正直ねー、〝 流し観〟してた程度なんだけど(笑)
次々と起こる殺人事件に、ふがつふつと疑問が。。
前半を観てても、タイトルに繋がらない。
なんで、『模倣犯』??
そこが気になって、気になって。
この手のサスペンス?ミステリー?は、〝オチ〟的なモノが重要だと思ってて。
犯人が分かる瞬間と言うか、どうやって犯人にたどり着くのか。
この「模倣犯」に関しては、あっさり?犯人が出てくる。
まぁ、首謀者は別に居るんですが。
でもねー、証拠がないし、動機も分かららない展開で。
どう終わりを迎えるのか、どんどん引き込まれてしまった感じ。
通常の?2時間サスペンスと、展開が違うんだよねー。
だからこそ、ミステリーともサスペンスとも判断しにくい。
ちなみに・・・
ミステリーは、最後に犯人が分かるストーリー。謎解きがメイン。
サスペンスは、最初に犯人が分かるストーリー。犯人探しがメイン。
と言われているようです。
個人的には、すごく面白かった。
この手のドラマは、ラストで決まる気がしていて。
最後の最後で、タイトルの意味が分かるの。
犯人に自供を追い込む、大ラスで、そう来たかーーー!って。
そして、人間の〝強さ〟と〝弱さ〟が表現されていて、
なんか、【ココロに残る】感じ。
ドラマの中で、主人公が「どうしてそんなに強いんですか?」と
問うシーンがあったんですが。
その答えが、私には、なんかジーンと響いた。
明確に覚えている訳じゃないので、ニュアンスだけですが。
『日常を繰り返す。自分が崩れ落ちそうな状態でも、
それでも、いつもの日常を繰り返すだけ。』
〝土台〟が必要なんだろうなぁ。
この答えを言った人は、お豆腐屋さんで、何があっても
毎日毎日、お豆腐を作り続ける。
主人公は、ルポライター役だったので、書いて書いて書きまくるコトで
自分を取り戻す。
日々を、淡々と過ごすコト、あまり重要視してなかったなー。
逆につまらないと思ってた。。。
だけど、それが本当に大事だったんだなーって、ジワジワ来た。
たかがドラマ。されど、ドラマだったなー。
私はたぶん、こういった【意図】を汲むのが好きみたい。
何を、伝えようとしてるのか?
ある種の、メタファー(たとえ話)だよね!
後は、受け取り手に委ねるのは、コミュニケーションと同じだけど。
それをもって、私が何を感じるか、気づけるからかもしれない。
原作はどんな感じか、全く分かりませんが・・・(笑)
よければ、ぜひ♬