母と私。
『母の日』
今年はGWに帰省できなかったので、花を送った。
母からの電話。
てっきり、お花の到着連絡かと思いきや、
「おばあちゃんが、脳梗塞で倒れた」
そして、今はもう落ち着いているから大丈夫らしい。
母はいつもそうだ。
心配かけないように、後からしか連絡しない。
兄には連絡するのに、私はいつも後回し。
そして、仕事は休めるのか確認した上で、
覚悟しておいて、と。
意外に落ち着いてる母。
祖母よりも、自分の将来を心配をし始める始末。
母は、若くして家を出て就職し、職場の寮で父と出会い、結婚。
だからこそ、私が家を出る時も、どこかで覚悟していたと言う。
兄にも、30歳になったら家を出ろと、常々言ってた。
本当は、家に居て欲しいクセに、精一杯強がって、私達の未来を案じてくれる。
そんな母。
ばぁちゃんが元気な頃、お嫁さん(母の兄の奥様)の文句を
電話で母によく愚痴っていた。
そんなばぁちゃんの愚痴を、母は私に愚痴っていて・・・
親子ってオモシロイと密かに思ってたw
完璧主義なのに、そんな自分にイラついてたり。
極度の心配性が故に、子供を独立させたり。
父に文句をタレつつも、献身的に尽くしていたり。
気がつけば、
この母にして、この娘あり。…になってた。
この矛盾の塊とも言える、めんどくささ。
まさにワタシではないか(笑)
一見、分かりずらいようで、同類にはすこぶる分かりやすい。
母は、常に自分が正義で、疑う事なく生きていた。
しんどい部分もあったろうに。
母とは、家族とは、娘とは、女とは・・・
"こうあるべき"みたいなモノに囚われているように見えた。
頭の良い人だから、そこから自由になれる事も知っていたハズなのに。
私達が手を離れるまで、それが家族の為だと、
折れずに貫き通した母は、最強だと思う。
還暦を過ぎた母は、
どんどんゆるくなって、甘える事も覚えて来て。
私は今の母の方が、好きだ。
文章にしてみると、自分の想いが明確になって良いなぁ。。。
今年は、ちゃんと『ありがとう』を伝えられて、良かった。