【本日は、お日柄もよく】
読みたいと思って購入しながらも、かなり長いコト放置してた本。
最初に言ってしまうと、ワタシにとっては、〝響く1冊〟だった。
お気楽OLが、スピーチライターへの道を歩むと言うストーリー。
あらすじには『お仕事小説』と記されていましたが、
熱ーーーい感じのサクセスストーリーではなくて、〝言葉〟が沁みる本。
〝言葉〟 〝響く〟 〝沁みる〟 ・・・っとなれば、超~私好み♡
最後は、感極まってウルウル来ちゃいました。
言葉のチカラって、本当に凄いなぁ。。。
これ、WOWOWでドラマ化されているようだけど、映像を見たいとマジで思った!
個人的には、〝言葉のチカラ〟はもちろんなんだけど、それだけじゃなくて、
スピーチする人間の〝あり方〟が、大きく関わってくると思ってる。
だからこそ、映画やドラマになった時、
この小説に出て来るスピーチが、どんな風に描かれるのか、
スゴく興味が湧いた♡
キャストも、なかなかイイ感じ!
今川篤朗=船越英一郎さん
二ノ宮キク代=八千草薫さん
いやぁ~、この2人は私の中でのビンゴ感がハンパない(笑)
私の勝手なイメージとピッタリ♡
ワダカマについては、、、すまぬ、個人的には〝山崎育三郎〟だったなー
久遠久美については、んー、誰って浮かんでも来ないけど、
もうちょっと、ドシッとした〝圧〟のある感じの人が良かったかなぁ。。
・・・って見てもないのに、言うなって感じだけど(笑)
おっと、話が反れ過ぎましたが。。
この小説、例えば結婚披露宴のスピーチを頼まれて困っているなら
絶対読んだ方がいいw
どうせなら、うまく行った方がいいもんね♬
参列者の印象に残るのはもちろん、新郎新婦への想いがしっかり届くはず。
うまく行くかどうかは別として(笑)
読んでいるだけでも、心持ちが違うと思うんだ。
少なからず私は、小説に登場する久遠久美のお祝いのスピーチ、鳥肌が立った!
当然、軸となるエピソードがあるからこそなんだけど。。
もう、小説がスゴイのか、スピーチがスゴイのか、訳分からんぐらい感動した。
言葉のチカラだけじゃなく、それを生み出す人の〝心〟が入ってる。
こと葉の師匠である久遠久美は言います。
スピーチライターは、原稿は書かない。そのコツを教えるだけ、っと。
なんか、そのコトがジワジワ来るんだよね。
最終的に、言葉に想いの載せるのは、スピーカー(話す人)
確かに、こればかりはライターには出来ない。
だからこそ、人の在り方が活きて来るんじゃないかと、さらに思った訳で。
私のNLP師匠であるタカさんが唱える、〝対人影響力〟
プレゼンやスピーチなんかで、この影響力が最強かと思っていたけど、
対人影響力に、この小説の言葉のチカラが加わったら、、
もっと最強ぢゃん!!!・・・っと素直に思った。
私は、やっぱり、〝言葉〟が大好きだ。
フレーズ、歌詞、キャッチコピー、文章等々・・・。
なんでもっと早く読まなかったんだろう(苦笑)
なんかね、この小説。
政治ネタが出て来るんだけど、途中、難しいとかは一切思わないんだ。
とある場面で、こと葉が、自身の高揚感を
〝誰かを好きになったとき、恋してしまった瞬間に似てる〟っと表現します。
こと葉の想いは、とてつもなく分かりやすく入って来る。
ストーリーも、無理がなくて
「そんな上手くいく訳ないやろ~」ってな展開もないから、
違和感なくて、すごくリアルに感じられて受け取りやすい。
何度も読み返してしまう、素敵な小説。
ドラマもTSUTAYAで借りて、絶対観よーーーっと♬
評価:★★★★★/5点満点